季節は進み (2013スズキ・その4)

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今月の初めに男鹿磯のスズキ釣りに関わる人間達を大いに揺るがすニュースがあったことを、ご存知の方は多いだろう。

先週末の釣行の際、その「時の人物」に偶然にお会いした。久しぶりの再会なのでゆっくりと話をしたいのは山々だがシーズンは本番。相手の時間も尊重し、夜に居酒屋で飲まないかと誘うと二つ返事でOKが来た。

何処でどんな釣りをしたのかなんて聞くつもりはさらさら無い。ただ快挙を祝福し自分が求める釣りの第一人者の話が聞きたかった。

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終盤を迎えたこの日の磯は、好調なのか不調なのか判断が難しい一日だった。

まずもって週末土曜日ということもあり、スズキ狙いのアングラーの数はこちらの想像をはるかに超えていた。目星を付けたポイントに向うとすでに先行のアングラーが姿が有ったりでポイントの選定に迷わされた。大ニュースに便乗した新規参入アングラーが多かったのだろうか・・・。更に寒クロの釣師も加わるので車の置き場にも困る状態だ。

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幸いに朝一だけは、狙ったポイントに入ることができた。

どシャローのサラシ帯でヒット。
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鈍重なファイトに並のサイズじゃないことを確信し慎重にやりとり。

久々の90cmだった。

頭でっかちでスレンダーなランカーだ。
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更に奥へ奥へと足を進めるが核心部からの反応はなく戸惑う。

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日が高くなってからも更に苦戦が続き、体力も限界に近づき2時間の大休止。

午前中に叩かれていたであろうポイントを休ませ、夕方にエントリーすることにして、日が傾くのを待った。

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しばしの休憩後、分かれて釣っていた友人達と合流し、狙うエリアにエントリー。そういえばここに入るは今年初めてだ。

友人達にポイントを選択してもらい、空いたゾーンに足を進める。

そこは沖でブレイクした波がハエ根と大岩の間で明確なカレントを形成し、手前へと流れているスケールの大きなポイント。

ポジションをサイドにとり、まずは手前のサラシの切れ目をクロスに狙う。いい感じで横風を受けてラインドリフトができる。ここで60cm台がヒット。元気に走り回った。

次にカレントをアップに攻める。流れに乗せてドリフト。ラインがふけた分だけを丁寧にリトリーブ。コツっというアタリがあり、聞き合わせを入れるとサイズアップの70cm台(どちらも未計測)。

ラストは大岩に移動し、ハエ根の向こう側をタイトに通す。これまた小さなアタリにアワセを入れるともんどりうってナイスサイズが飛び出た。カレントに乗じた激しい抵抗をかわした後、足元でも際どいファイトとなる。なかなか浮かせらないので朝一のサイズを超えたのではないかと期待が膨らんだが、無事にランディングできたのは82cmのメタボリックスズキ。

凄まじいファイトだった。
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豊満なボディは卵巣が成熟した証。季節は確実に進み終盤が間近に来ていることを実感する。

(※死んだ魚の写真は撮りたくないので、いつも即効で撮影しているが、大型はランディング直後はかなり弱っている。この場合は急がず十分に蘇生させてから撮影すべきだったと反省している。リリースの際も同様だ。)

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ここでは川の釣りにたとえるなら、瀬の開きで一匹、流芯で一匹、大岩の落ち込みで一匹と絵に描いたような釣り上がりができた。正直いって朝の90より、こちらの3匹の方がはるかに満足度が高かった。


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磯の第一人者を交えた酒宴では、釣り談義に花が咲いた。

彼の口からいつもヒラスズキを念頭に置いて常日頃の釣りを展開していると熱く語られたのがとても印象的だった。

あれは偶然ではなく必然だったのだ。
[ 2013/11/25 16:59 ] ソルトウォーター スズキ | TB(-) | CM(6)

同好の士と (2013スズキ・その3)

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一昨日、ブログを通して交流の長いギアベンドンさんとご一緒させていただきました。ネットでのお付き合いは古いのですが、実際にフィールドでお会いするのは初めて。磯に対する思いが伝わり、いつかご一緒したいと考えてました。

さて、自分のプランとしては、西磯で豪快に一匹を!でしたが、当日は生憎の凪ぎ模様。波風を求めて急遽、南磯へと移動することとなりました。結果的にはこれが吉と出て要所要所で反応が有り、ギアさんと共に楽しい一日を過ごすことができました。

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ギアさん、会心のヒット!
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本当はもっと臨場感のある画像なのですが、大きくトリミングしています。質の悪い画像となりましたが、ご勘弁ください。

いい感じでナイスサイズを連発されてました。

恰好いいです~

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ギアさんにあおられながら自分も(笑)
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実は今期初の磯鱸。サイズがサイズですが、文句をいったらバチが当たります。

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これはスリットに定位して何度もボイルを繰り返していたやつ。
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ギアさんにお任せのおつもりで動画の撮影開始。しばらく様子を見ましたが、反応がない様子なので僕がちょこっといたずら。

ヒットしてしまいました(苦笑)。

立ち位置とトレースコースの差がでたようです。小型だったので瞬殺。ギアさんにバレないようにそっとリリースしました(笑)

何度か移動を繰り返して。
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散発ながら中型サイズのヒットが続き、結果的に状況は良いといえる一日でした。南磯はあまり視野に入れていないので、南寄りの風が予想されていたこの日、もしギアさんに誘われなかったら出撃は控えていたと思います。

おかげ様で楽しい一日になり感謝です!

何事も食わず嫌いは損ですね(笑)
[ 2013/11/17 12:26 ] ソルトウォーター スズキ | TB(-) | CM(6)

今年もまた始まった (2013スズキ・その2)

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2013年の秋磯シーズンがまた始まりました。9月はそれほど荒れることがなく、また個人的にジギング強化月間にあてていたこともあり、いつもより遅い開幕となってしまいました。そんな訳で実質的に僅か2ヶ月のシーズンとなりますが、また「身震いするような感動」を求めて磯を歩き回りたいと考えてます。

---釣行記---

いつものようにスズキが潜むサラシを探して南磯から西磯を巡礼。サラシなら至る所にある。だからといってドピーカンの日中にスズキが着くサラシは限られ、何処でもヒットするかというとそれほど簡単な話ではない。潮流・地形・ベイトの存在が複雑に絡み合って、その日のポイントが形成されるからだ。特にカタクチが大量接岸する前のシーズン初期の段階では、サヨリの存在が鍵を握ると考えている。

半日以上歩いて得られた情報は、あまり芳しいものではなかった。釣果を大きく左右するベイトがアオリイカ以外に見当たらない。また、さんざんと歩いて気付いた事だが、至るところに大雨による爪跡が残り、何本もの沢筋から枯れ沢に至るまで土砂が大量に流入していた。土石流の名残りさえ確認できた。そのためシャロー域や潮通しの悪い場所は、いまだ泥濁りがとれないでいる。

その間、時間ばかりが経過。暗雲が立ち込めたところで、ようやく外洋に面した高磯でサヨリ付きのサラシを発見。

僕が入った場所ではサヨリはのんびりとクルーズしていたが、友人が入った隣のスポットでは逃げ惑うサヨリの姿が確認できた(らしい)。ここで友人は会心のゲームを堪能することになる。

こんな風に書くと、簡単にヒットしたと思われるかもしれないが、実際はかなりテクニカル。ヒットポインはサラシから顔を出している35m程先の根の沖側だ。横風があるので糸ふけを考慮しながら正確に根の向こう側にプレゼンテーションをし、短いフィーディングレーンで確実に食わせた上で筋肉ファイターを相手に根を回避する必要がある。

繊細さと豪快さが求められるこの場所で、友人は70cm後半のグッドサイズ2匹を確実に手中に納めた。

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で結局のところスズキの居場所を特定できたのはここのピンだけ。なんだかんだと講釈を述べてますが僕の結果はご想像通りです(苦笑)

(後記)今釣行では長年愛用してきたオリンパスのμ-Toughが突然不調をきたし撮影不能に陥りました。代役のスマホで急場を凌ぎましたが、流石にきついですね・・・。
[ 2013/10/05 09:52 ] ソルトウォーター スズキ | TB(-) | CM(8)

夢を追いかけながら (2013スズキ・その1)

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GWの喧騒が一段落し、今日は久々に釣りの記事です。

狙いはショアのサクラマス。場所は慣れ親しんだ男鹿磯です。しかしながら慣れた男鹿といっても相手はスズキに限っての話しで、ショアサクラマスに関しての蓄積は全くありません。まさにゼロからのスタートです。

友人二人と共ににそれぞれのスタイルでショアサクラに挑みました。僕と一人が高磯からのジギング、もう一人が北海道での経験を生かしたシャローエリアでのルアー&フライでゲームを組み立てました。


記念すべきファーストフィッシュ!?根魚をリリースの図(笑)
20130517b.jpg※本記事の画像は時系列ではありません。

こんなご愛嬌に心は和みつつも、何が良くて何が悪いのか・・・それが分からないままだた時間だけが経過しました。

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一方、シャローの藻についていた60cmクラスのフッコを友人がゲット。

ちゃっかりとスズキ狙いをしていたようです(笑)
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この時期に入道方面で釣れたのだから、これはこれで新たな蓄積です。

この一尾がきっかけで眼中からサクラマスが遠のき、急速にスズキが視野に入ってきました。

誘惑に負けて(苦笑)、このあと場所を大きく移動し恒例の藻打ちを展開。

データイムのベタ凪ぎという状況下。少々セレクティブでしたが、僕もなんとか50cm足らずのフッコをゲット。
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実はこの魚が今期初めて手にする魚でした。5月中旬にしてファーストフィッシュです(笑)。こんな年もあるということですね。

その後に一尾を追加。(友人は共に3尾ずつで計8尾)

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トップやトリッキーなアクションでヒットすることの多い藻打ち。テクニカルなゲームに加えて、マズメ時にはあきらかな回遊も有りで、アベレージサイズこそ上がりませんが、それなりに楽しむことができました。

一瞬の回遊を捉えた友人。
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当初の意気込みは何処へやらで途中からはすっかりスズキモードになってしまいました(苦笑)。そんなわけで今回はショアサクラマスとの距離を縮めることはできず終い。こんな調子で果たして男鹿の大海原でショアサクラとの出会いが現実となる日は来るのでしょうか・・・
with OLYMPUS μTough
[ 2013/05/18 08:00 ] ソルトウォーター スズキ | TB(-) | CM(4)

思いはすでに (2012スズキ・その12)

今朝の岩手山の麓はいたって穏やかでした。しかし、先ほどから突風が吹き出し、一転して大荒れの様相です。ちなみに今日の日本海の波予想は最高9mだとか。このところ急速に発達する爆弾低気圧とやらの被害が多いので心配しつつも、ふだん見慣れた磯は、一体どんなに変貌するのか?いちど機会を作って真冬の磯を見てみたい、そんな思いを抱いてます。

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さて、大詰めでプチ爆発を堪能した4日後の先週金曜日、友人と共に磯を目指しました。二人とも釣れても釣れなくても最終戦と決めていました。

案の定、たった4日の時間経過にもかかわらず磯の様相はガラッと変化し、あれほど活性の高かったスズキの姿を捉えることはありませんでした。いつものように歩いてもクロダイと思しきワンバイトのみ。それでもこうなることを予測をしていたこともあり、不思議と気分は悪くありません(笑)。シーズンは短くとも存分に楽しませてくれた男鹿磯の様子をこの目にしっかりと焼き付けることができました。

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一通り攻めた後は、友人に「結果度外視の来年の下見」を提案しました。意見はすぐに一致し、今まで未踏破のエリアに踏み入ることに決定。

アプローチを探し出し、急な崖の降下場所からエントリー。
降下中

以前から気になってはいたものの、なかなか入ることの出来なかったエリアです。ようやく念願かなって潜入を果たしました。これで入道崎から鵜ノ崎までの未踏破エリアはあと僅かばかりとなり、線としての繋がりが益々はっきりとしてきました。よくぞまぁ歩き続けたものです。二人ともこの春に新調したはずのスパイクシューズは、もうボロボロです(笑)

ここでコンタクトはありませんでしたが、通うべきエリアがまた一つ増えました。大きな収穫があったといって良いでしょう。

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話し変わって、今シーズンの終盤に南磯へは西方面からの帰り際に立ち寄る程度でしたから、これは聞いた話になりますが、某有名地磯では夜明け前からの場所取りが相当激しかったようです。先を争って真っ暗闇の磯にエントリーし、おぼろげに見えるサラシから回遊する個体を狙う。僕には全く縁の無い話です。ですから話を聞いても、その人達がいつまでもそこに執着してくれた方がむしろ好都合だと考えています。


誰もいない磯

ここには他の釣師の姿はありません。おそらくこの先に出会うこともないでしょう・・・

来期への期待を大きく膨らませて、気持ち良くロッドを収めることができました。
[ 2012/12/06 12:22 ] ソルトウォーター スズキ | TB(-) | CM(10)