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ファイナル(2009スズキ第18戦)

今週の日曜日は大荒れの天気となり、日本海の波予報は8mでした(笑)

大荒れ後の爆釣を期待して(笑)、ファイナル戦は二日後となる火・水に定め、友人と共に、一路、男鹿を目指しました。
波は3~4m
曇天とサラシ。

冬の到来を間近に感じながらの釣りでした。
--釣行記---
初日、夜明けと同時に磯入りし、西磯をラン&ガン。しかし、期待に反してスズキからの反応が一向にない。

開始早々から気付いていたのだが、一帯に濁りが入り、どこへ行っても海水が白濁している。サラシがマスキングされた状態とでも言おうか。

原因がそのせいなのかは判断がつかないが、どのエリアにいってもベイトの気配すらない。

思いつく場所を全て叩きすくし、あえてサラシを外した回遊狙いもしたり、あの手この手を尽くすが、反応を得られず爆釣の期待は空振りに終わる。

もう少し海域一帯が落ち着いてから来るべきだったのかもしれない。

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二日目。状況が好転していることを願って磯入り。

濁りは残っていたが、前の日の白濁は僅かに薄れ、雰囲気は良くなっている。

前の日4m近かった波も2m程に落ちかけていた。

波を求めて北上し、2箇所目となった場所で、ようやくのバイト!
待望の一本
サイズは手尺で75cm程。

立ち居地が制限され、水面から出ている岩越しにサラシを狙っていたが、エラ荒いで浮いたスズキをそのまま海面を滑らせてランディング。

一気の寄せで、ちょっと顎がはずれ気味!?(苦笑)

この時すでに実釣開始から、かれこれ13時間が経過していたので、何はともあれ安堵の一本。

ところで、使用していたのは修理から戻ってきたばかりのUC11。強い向かい風でもK2Fをバシバシ打ち込めるし、それに加えて70・80cmのスズキならドラグロックのまま、ポイントから引ずりだせるので、実に頼りになる。

壊れやすいという唯一の欠点はあるが、これは私にとって無くてはならないベストロッドと言える。

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再開後、目の前に居並ぶ岩の中でも一番大きな岩の向こう側にキャスト。

岩越しに盛り上がる波を利用し、ドリフト気味に真上を通してみる。

波乗りしたプラグが岩に通過しかけた瞬間、強烈なバイト!

押し寄せる波を利用し、一気に岩を乗り越えさせようと強引にリフトするが、波に逆らい

「ムンッ!ムンッ!」

と下に持っていかれる。

強烈な絞込み。

このままでは根ズレしてしまうので、岩の右側を回り込ませようとスズキの頭を右に向ける。

と、ドラグからラインが滑り出し、群生している藻に突っ込まれ、魚の動きが止まる。足元から5・6mのところにいるが、どうにもならず万事休す。

しばらくして藻がごっそりと絡まったプラグだけが手元に戻って来た。時間にして、わずか数秒のやり取りだったが、主導権を握れずに敗北。

後になって、件の岩に乗ることができたことが判明。初めからこの岩に乗っていたら捕れていたかもしれないが、うまくバイトに持ち込めたかどうかは、これまた微妙なところ。

いずれにせよ、バイトの直後の一瞬のやり取りが勝負の分かれ目だった。

悔しさを胸に刻む。今度こそ・・・。


しばし、間を取った後、またもや岩影からヤマメのようにすっ飛んで来たスズキがいたが、数秒でフックアウト。これは向こうのミスバイトと言うことにしよう(笑)。

小さなスポットだったが、珍しい連発だった。この時期、磯スズキは単体でいるよりも、群れを形成している方が多いのかもしれない。(※ここでは興奮して血圧が上がったのか、頭が痛くなった。苦笑)

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その後、時間の経過と共に、風は強まり半島北端の波が激しさを増す。

やや風裏のポイントに回ったところで、うれしいお魚をゲット!
これは単純にうれしい(笑)
なかなか立派なヒラメであった(笑)

ところで、このヒラメ。持ち帰り捌いてみると、大量のカタクチに混ざってハタハタを腹の中に収めていた。ハタハタを食しているスズキは釣ったことがないが、ヒラメとハタハタは、レンジが合っているのだろうか・・・。

何はともあれ、冬の使者がもう直ぐそこに来ていることを、ここでも実感。

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さらに風はどんどん強まり、体感で約20mに達する(苦笑)。

最後の最後は、横殴りのアラレに見舞われながらキャストを続けた。まともに立っていられないし、礫となって目に飛び込むアラレが痛い。
超タフコン!
白い粒粒が、アラレ(笑)

こんな状況でも、気分だけは高揚していた(笑)。立ち居地を変えながらサラシを打ち続ける。強烈な風によりプラグは風下にドリフト(というか半ば横滑り!)。

そんな状況下だったが、風を使用して沈み根近くに送り込んだK2Fにヒット!

しっかりと反応してくたことが、何よりもうれしい。
最後の最後で
今期、最後の磯スズキとUC11。

運良くファイナル戦で、磯の醍醐味を満喫し、完全に燃え尽きることができた!

それからUCが戻っていなかったら、集中力はとっくに途切れていただろう。あらためてパフォーマンスの高さを思い知った。



という訳で、最後の最後まで悪あがきを続け、完全燃焼できました。シーズン中、すったもんだの失態も多々ありましたが、男鹿の西磯とサラシにこだわった開拓には、一定のというか、来期に繋がる予想以上の収穫がありました。

最後に、膝を痛めていたにもかかわらず、とことん付き合ってくれた友人には心から感謝したいと思います。

---ヒットデータ---
日時:11月18日 7時30分~16時30分
場所:男鹿半島地磯
天候:くもり時々霰、風13~20m、波2~4m
釣果:スズキ2(75cm、70cm)、ヒラメ1(60cm)全て手尺で計測
ロッド:FCLLABO/UC11
リール:ダイワ/セルテート3500HDカスタム
ライン:サンライン/キャストアウェイPE2号+サンライン/ナイロンリーダー40lb
ヒットルアー:タックルハウス/K2F142(SHチャートオレンジベリー)
[ 2009/11/20 12:24 ] Saltwater スズキ | TB(0) | CM(4)

いや~いい釣りされてますね~
全く磯に立てない日々に腐り気味でしたが、いい刺激になりました。

[ 2009/11/20 15:55 ] [ 編集 ]

けじめをつけるためにウエアもベストも徹底的に洗い、今シーズンは終了のつもりでしたが…
こんな刺激的な写真を見せつけられると…
私も満足の1匹釣りたく延長戦確定です(笑)
[ 2009/11/20 16:43 ] [ 編集 ]

七衛門さん

おかげさまで最後の最後に、来期に繋がる手応えを感じることが出来ました。
ここまでは失敗ばかりでしけど(笑)

来週以降は忙しくて、私は出撃は無理ですが、まだまだチャンスはあるはす。
お忙しいご様子ですが、どうぞ良い釣りを♪
[ 2009/11/21 09:24 ] [ 編集 ]

hamさん

収まりかけた火に油を注いじゃいましたか(笑)

状況はそんなに甘くはありませんが、可能性がまだ続いているのも事実。
私も本当は完璧に釣れなくなるまで、トコトンやり続けたいのですが、
残念ながら制約があって無理です。

ぜひ、終盤の磯スズキの動向をチェックしてください。
[ 2009/11/21 09:30 ] [ 編集 ]

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