UC事変(2009スズキ第14戦)

思わぬ災難から一週間が経過した13日の火曜日、なかなか出撃機会に恵まれない友人と共に磯を歩いてきました。

自宅謹慎の間には、台風が2年ぶりの本土上陸。不幸にも被害に遭われた方には、謹んでお見舞い申し上げます。
台風18号で
我が家もこんなことになって、呆然と見つめる親父の背中がどこか寂しそうです。おかげさまで大事にはいたりませんでしたが、それなりに振り回された一日でした。


何かとお騒がせな台風ですが、日本の自然を成り立たせる要素であることも事実。

低調と思われる磯にも何かしらの好影響を及ぼしてくれるのではないかと、凡庸なアングラーは不謹慎な事を思い浮かべておりました(笑)
---釣行記---

日付が変わる直前に現場着。予想以上に北西の風が強い。

予報によると翌日の波は、1.5~1m。磯ゲームではギリギリの線とあって、ナイトゲームも視野に入れてやって来たが、この風に期待して早めに就寝することに。

夜明け前に行動開始。

目指すポイントに向かう途中、前方で稲光が不気味に瞬き、やがて土砂降りになる。そのまま車を進めると、運良く、雷雲をすり抜け視界が明るくなる。期待通り、海岸線には2~2.5mの波が押し寄せている。

とても良い展開だ!(笑)

早速、怒号のサラシに立ち向かう。沖では海鳥が忙しく行き交い、時折り、水面に向かってダイブしている。期待が高まるが、ここでは反応無し。サラシがきつ過ぎると判断。

ひと山超えて、お次のポイントに移動。

シャローの根を交わしながら丹念にルアーを通す。反応がないまま歩を進め、岬のように張り出した根の先端に到達。分厚いサラシが眼前に広がっているが、この日までの展開で、スズキはかなり根にタイトについていると想像できる。案の定、分厚いサラシの中を通しても反応が無い。右サイドに見える根に糸ふけを利用してK2F142(T2)送り込む。(これはyuki氏の真似!笑)。

根の直前でゆっくりとターンさせていると、静かにルアーが押さえこまれる。意識的にワンテンポ遅らせてストライク。

高い岩からのランディングに、少々てこずるも無事にゲット。
秋磯の開幕!
この秋、一本目となる磯スズキ。ようやく開幕できた。

--

しかし、前週から続いている負の連鎖が再び顔をもたげ始めていた。まず、この日、開始早々から、セルテートのベールのはめ込みがはずれ、一投ごとに差し込みながらダマシダマシの釣りを余儀なくされていた。(よ~く見るとセルテートのベールは一体式ではないことに気付く)。まぁ、使用頻度と負荷を考えれば仕方のないことだろう。車に戻るまでの辛抱と、そのまま釣りを続けていた。

先のスズキを獲った後、リーダーを組み直して釣りを再開。

極めつけはここからだった(苦笑)。

先端の立ち居地に戻るべくスリットをまたごうとした瞬間、右手で掴んでいた岩がいきなりはがれ落ちる。ちょうど足を伸ばしたところで2点確保状態だった私は、そのうちの重要な1点も失って、そのまま落水。完全に水没してしまった。幸い、波裏のスリットだったので波に揉まれることもなく、右足スネを少しぶつけただけで直ぐに海中から這い上がることが出来たが、波表だったらと思うとゾッとする出来事だ。

岩場に這い上がると、スリットに橋渡しとなる格好でロッドが横たわっていた。左手で握っていたロッドは、落ちる瞬間に手放したとみえる。一見、無事に見えるが何せガラスのブランク。痛い右足よりこちらが心配だった(苦笑)。
(※関連エントリー>>>FCLLABO・UC11

このまま無理をしてはまずいと判断。ここでリセットすべく、友人のもとに向かう。

すると、こんな事に(笑)
友人にもヒット!
50cmをゆうに超えるクロダイだったが、難なくゲット!

盛り上がってきたところで申し訳なかったが、事情を説明し、一旦、車に戻る。

---

ロッドへのダメージが気になっていたが、なんとか無事であることを神に祈ることしか出来ない。とりあえずナイト用に持ちこんでいたセルテート3000にリールを換えて、釣りを再々開。

この時、朝一で叩いたポイントの波が落ちかけており、当初より状況が良くなっていた。ここの核心部にはいった友人に60クラスがヒット。スズキ狙いに適したサラシには限度があることを実感することになる。

その後、前日から磯に入っていた友人とも合流し、この日、4箇所目となる場所に一緒に移動。

それぞれ思い思いの場所に散る。

私は、やや高めの岩場に釣り座を構える。

足元のサラシを打っていると、真下からナイスサイズのスズキが急浮上し、反転ざまにK2Fをくわえた。

磯際のスリリングなやり取りと強烈な突っ込みを交わし、ほぼ無抵抗となったスズキが水面に浮かぶ。ロッドもどうやら無事だったと一安心。岩場にズリアゲようとした瞬間、

バン!

と乾いた音が辺りに鳴り響く。何と3番と4番ガイドの間が破断し、UC11がいきなりUC10になっていた(苦笑)。

折れたティップがラインを伝って水中に没する前に、何とかズリ上げに成功(苦笑)。

今期初の磯ランカー。
今期初の磯ランカー
サイズは84cmあったが、頭でっかちのスレンダー。

ランカーにロッドをへし折られたと言えば聞こえはいい!?が、実際は先の落水で致命的なダメージがブランクに及んでいたと言うべきだろう(苦笑)

とにかく代償は大きくトホホな事態である。この時点で、私の釣行は実質終了。

---

その後、友人はフットワーク良く、クロダイを追加。久々の釣行にもかかわらず、本命と良型クロダイ2枚と手堅くまとめたのだから流石である。

一方、膝痛をかかえる友人は、医者から処方された鎮痛剤を飲みながら参戦していたが(みんな狂っている!笑)、さすがにいつもの精彩はなく沈黙していた。ここはひとまず痛めた足の完治を最優先にすべきだろう。

さて、負の連鎖はもう終わりと思われたが、現実は更に厳しかった。

軽いフットワークで奥へ単身切り込んでいった友人の戻る足取りが、心なしか重たくなったように感じる。何と手にするロッドが、私と同じようにポッキリと折れているではないか。転倒で岩にティップをぶつけたらしい。

実は彼のロッドは、この日のために新調したUC11!デビュー戦にして、UCの戦闘能力の高さと弱点を実証するとは、何たる探究心だろう(笑)。

結局、今釣行では2本のUC11が、お里帰りし入院加療の事態になってしまった。誤解の無いよう書き添えるが、ロッド破損の直接の原因は、どちらも我々アングラー側の不注意が招いたものである。

ハードロケーションの釣りには、もう少し頑丈なロッドの方が、今の我々には相応しいのかもしれないが、一度、UCの完成度の高さを味わうと他のロッドに持ち替える気が全くしないというのは、二人の一致した意見である。

切れ味鋭い名刀を手にするにのには、持ち手にもそれなりの資質を要すると受け止め、歩きからもう一度、見直さなければならない(苦笑)

---ヒットデータ(私)---
日時:10月13日 6時~14時
場所:男鹿半島時磯
天候:雨時々曇り、風12~10、波2.5~2m
釣果:スズキ2(84cm、78cm)
ロッド:FCLLABO/UC11
リール:ダイワ/セルテート3500HDカスタム(セルテート3000)
ライン:サンライン/キャストアウェイPE2号(PE1.5号)+サンライン/ナイロンリーダー40lb
ヒットルアー:タックルハウス/K2F142T2(SHイワシレッドベリー)

------ヒットデータ(友人)---
釣果:スズキ1(65cm)、クロダイ2(50cmオーバー、40cm)見た目で(笑)
ロッド:FCLLABO/UC11
リール:ダイワ/セルテート3500HDカスタム
ライン:不明
ヒットルアー:ザウルス/ニューシートプス115(チャート)

※タイトルの「UC事変」は、言いえて妙だったyukiさんのコメントから拝借しました(笑)
[ 2009/10/15 13:13 ] ソルトウォーター スズキ | TB(0) | CM(4)

今秋1本目おめでとうございます!
私もおかげさまで本日ゲットできました♪
それにしても災難スパイラルにはいっておられますね…
自分も今日はかなり危機一髪でしたが…
[ 2009/10/15 15:12 ] [ 編集 ]

hamさん

こんにちは♪
そちらの様子も拝見しました。
とても良い釣りをなさったようで、おめでとうございます。

> それにしても災難スパイラル・・・
このところの事態には、自分でもあきれています。
お祓いをお願いしたいくらいです(苦笑)。
[ 2009/10/15 17:40 ] [ 編集 ]

先日はお邪魔しました。
おいしいコーヒーにおいしいお話ありがとうございました。
そして、今回の釣行記も山あり谷ありとても見応えのあるものでごちそうさまでした!
襲われた2本のUCが復帰後、必ず結果を残してくるでしょうね。
真似しただなんて、光栄です。ありがとうございます!
[ 2009/10/15 21:32 ] [ 編集 ]

yukiさん

いえいえ、どういたしまして。

肝心の釣りは、いろいろありすぎです。
地に足が着いていない状態だと反省しきりです。

> 真似しただなんて・・・
前回ご一緒して、いろいろとヒントをいただきました。
こちらこそ感謝しているんですよ。
[ 2009/10/16 10:00 ] [ 編集 ]

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